日時: 2006(平成18)年3月30日 (木) 13:00–18:00
場所: 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階
担当者: 矢野浩之 (京都大学生存圏研究所生物機能材料分野)
日射量の豊富な熱帯地域における持続的な大規模産業造林は、地球温暖化と化石資源枯渇に対処する切り札として期待されている。また、持続的、循環的な木材資源の生産基盤として地元住民の経済活動や福祉に大きく貢献している。その一方で、単一樹種の連続的かつ土地集約的な植林に伴う「生産の問題」、土壌栄養分の短期収奪に関する「持続性の問題」、地域住民の生活保証や経済振興といった「社会問題」、木質資源の効率的な材料変換やエネルギー変換に関わる「利用の問題」など様々な課題が存在している。このようなことから、生存圏研究所では、電波科学グループ、大気科学グループ、生命科学グループ、木質材料学グループの研究者が一体となって、インドネシア、スマトラ島のアカシアマンギウム大規模産業造林を研究フィールドとしたプロジェクト研究を進めている。本シンポジウムでは、熱帯大規模産業造林研究・利用の第一線で活躍している研究者に講演してもらうとともに、生存研におけるプロジェクト研究の成果を紹介し、熱帯大規模産業造林の環境貢献や持続性を「エコノミーとエコロジーの両立」といった観点から俯瞰的・統合的に考えた。
電波科学、大気科学、木質生命科学、木質材料学、林学、植物育種学、土壌学。
13:00 | 開会 | |
特別講演 | ||
13:10 | 早生樹林業 森林総合研究所 藤間剛 | |
13:50 | 残廃材の炭化利用による温暖化対策事業化と地域共生事業の創出 (株)環境総合テクノス 沖森泰行 | |
14:20 | アカシア林の利用と植林事業 越井木材工業㈱ 松本義勝 | |
14:50 | 休憩 | |
15:00 | 生存研アカシアプロジェクト
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17:30 | 総合討論 |
ポスター PDF ファイル (7 385 254 バイト) ポスター制作: 熨斗千華子 (京都大学) |