京都大学生存圏研究所
森林圏遺伝子統御分野
矢崎研究室
更新日 H 20. 9. 25
! N8DTの研究が新聞等に取り上げられました! 京都新聞、産經新聞、産経ニュース、日刊工業、毎日新聞 (2008. 3. 15) 朝日新聞 (2008. 3. 21) 京大のホームページにも広報から情報を載せてもらっています 「ポリフェノールを高機能化するプレニル化遺伝子の発見」 詳しくは上をクリックしてください。PDFで開きます。 |
植物は大気中の二酸化炭素と水からグルコースをはじめとする糖類を合成すること が出来ます。これは植物が太陽エネルギーを利用して光合成反応を行うことができる ためです。植物は、さらに土壌中の無機イオンも利用し、アミノ酸や脂質など生物に 必要な個々の分子を合成し、さらにそれらを高分子につなぎ合わせて、細胞や多細胞 体を形作ります。植物は太陽エネルギーを利用し、二酸化炭素を固定する一方で光合 成産物を利用して自らの体を作り、酸素を放出しています。人間をはじめとする動物 全般、カビ類、バクテリア等の生物は、植物が合成した炭素化合物(有機化合物)を 摂取することによってその生物体を形成し、維持しています。 一方で植物は、この光合成産物を「二次代謝産物」とよばれる多彩な天然有機化合 物を作るのに利用しています。我々人間は、これら二次代謝産物をその生活中で、医 薬品、香料、染色色素、食品(スパイスなどを含む)、嗜好品などとして、様々な面 で利用しています。こういった植物と人間との関わりを多面的にとらえ、それを科学 的に解明し、理解し、さらに高度に利用しようというのが我々の研究テーマです。 |
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京都大学生存圏研究所遺伝子統御分野では、植物有用成分が「どのように作られる のか」、「どのように蓄積するのか」、「もやしはなぜ伸びるのか?」といった理学 的な研究から、樹木ストレス応答性の二次代謝の研究、木に特徴的な遺伝子を捜す研 究、そして香りや医薬品を植物に作らせる研究、植物を使った環境浄化や地球温暖化 防止など、人類、社会、あるいは地球のための研究を展開しています。 |