目的と具体的な内容
生存圏研究所と生態学研究センターが中心になって運用している全国共同利用DASH/FBASの成果報告会。
令和6年度も前年に引き続きDASH/FBASのすべてを稼働して全国共同利用の運営に当たった。令和6年度の共同利用採択課題数は、分析機器利用のみの課題とあわせて11件の利用を受け入れた。この全国共同利用から生まれた各研究課題の成果について発表し、議論を行った。
本シンポジウムは、論文未発表の研究データに加え、国家プロジェクトとして推進中の課題も複数含まれており、知財に絡んだ課題や産業界との共同研究もあることから、関係者以外非公開として行った。
生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献
DASH/FBASにおける分析サブシステムと植物育成サブシステムを利用した全国共同利用を推進し、植物の代謝化学、環境応答、植物微生物相互作用、化学生態学に関するコミュニティーの基礎研究に貢献するとともに、様々な有用遺伝子を用いた高機能性植物の創出に関する応用研究や、微生物代謝産物の研究者コミュニティーの発展に貢献をした。
プログラム
13:00 | 開会の挨拶 |
13:10 | 根圏での植物微生物相互作用に関与するフラボノイドの研究 |
13:25 | 根圏での植物微生物相互作用に関与するトマト代謝物に関する研究 |
13:40 | 持続可能な植物バイオマス変換のための質量分析 |
13:55 | 植物のプレニル化フェノール成分の生産機構の解明 |
14:10 | コナラ属植物におけるテルペン計揮発性成分の生合成機構の解明 |
14:25 | 植物香気成分の分泌機構の解析 |
14:40~14:50 | 休憩 |
14:50 | 植物ホルモンの生合成と代謝および情報伝達経路の解明 |
15:05 | リグナン及び関連化合物の合成酵素の機能解析 |
15:20 | リグニン生合成代謝経路の解明と代謝工学 |
15:35 | ポリエステル加水分解酵素の解析 |
15:50 | 多様な樹木の光阻害耐性と植物起源VOC(BVOC)放出調節機構の解明 |
16:05 | 閉会の挨拶 |
ポスター
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2025年4月7日作成/6月11日更新