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第476回生存圏シンポジウム
The 2nd online symposium of the Plant Microbiota Research Network

更新日: 2022/10/20

開催日時 2022(令和4)年8月22日(月)13:00–18:30
開催場所 オンライン
主催者 The Plant Microbiota Research Network
申請代表者 杉山暁史 (京都大学生存圏研究所森林圏遺伝子統御分野)
関連ミッション ミッション1 環境診断・循環機能制御
ミッション5 高品位生存圏
関連分野 植物科学、微生物生態学、土壌科学。

Webサイト: https://rtnakanolab.com/pmrn/pmrn2022/

概要

森林科学、植物科学、微生物学、土壌学等、幅広い分野からのの講演とポスター発表を行うことにより、植物マイクロバイオータを広義に捉え、様々なレベルでの植物マイクロバイオータ研究について議論し、生存圏科学の観点からその俯瞰を試みる。

目的と具体的な内容

植物と相互作用する多種多様な微生物の総体を植物マイクロバイオータと呼ぶが、植物マイクロバイオータは植物の生長・生理・病理に大きく影響する。植物マイクロバイオータ研究は次世代シーケンサを用いた大規模なメタゲノム解析や、大量の微生物の培養とそのゲノム解析などによって「誰がそこにいるか」という疑問の答えはかなり理解が進んできたといえる。その一方で、これらの微生物が植物とどのように相互作用し、植物の生理にどうのように影響を与えているのか、また個々の微生物同士がお互いにどのように影響を与えあい、それが宿主植物との相互作用にどのように関与しているのかなど、その詳細な分子機構の理解へは至っていない。

本シンポジウムでは、2021年度に開催したPMRNと同様に森林科学、植物科学、微生物学、土壌学等、幅広い分野からの「マイクロバイオータ」という視点での講演とポスター発表を行い、植物マイクロバイオータを広義に捉え、様々なレベルでの植物マイクロバイオータ研究について議論し、その俯瞰を試みた。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

生存圏研究所のミッション1の循環やミッション5の生理活性物質はマイクロバイオータの機能と関係が深い。本シンポジウムで、これまで狭義に捉えらてきた「植物マイクロバイオータ」という研究分野をより広義に捉え、実験室内での微生物ー微生物相互作用の生化学的な理解から生存圏全体での重要性を考え、様々なレベルでの植物マイクロバイオータ研究について議論することができた。

プログラム

13:00–13:10 オープニングリマーク
中野亮平トーマス(Max Planck Institute for Plant Breeding Research)
13:10–14:30 招待講演1

  • 酒井章子(京都大学生態学研究センター)
    「見過ごされてきた訪花者:花をめぐる細菌とその役割」
  • 菅井徹人(森林研究・整備機構(森林総研))
    「統合ネットワーク解析から探る植物-土壌微生物共生系の養分適応戦略」
14:30–16:30 ポスターセッション
16:30–17:50 招待講演2

  • 田中江梨子(ヤンマーホールディングス株式会社)
    「菌集合体を活用した生物防除の実現に向けた取り組み」
  • 鮎川侑(理化学研究所環境資源科学研究センター)
    「他者との関わり方を変える植物病原真菌のCD染色体」
17:50–18:30 総合討論とクロージングリマーク
18:30– 懇親会

Symposium-0476
ポスター PDF ファイル (1 856 125 バイト)

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2022年7月25日作成,2022年10月20日更新

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