津田 敏隆 - TSUDA Toshitaka

主な研究テーマ

大気レーダー

大気中の様々な電波散乱現象を用いた新しいレーダー技術の開発をしています。散乱現象で分類すると以下の通りです。

  • 点:雨滴(気象レーダー)、自由電子(ISレーダー)
  • 線:流星飛跡(流星レーダー)
  • 面:電離層反射(中波帯レーダー)
  • 体:大気乱流(MUレーダー、赤道大気レーダー(EAR))、RASS
大気波動

地球大気の対流圏および中層大気に生起する様々な周期、空間スケールの大気波動に興味があり、観測的研究を行っています。波動を周期で分類すると以下の通りです。

  • 年:準2年周期振動、半年周期振動
  • 月:季節内振動
  • 週:プラネタリー波、赤道ケルビン波
  • 日:大気潮汐波
  • 時・分:大気重力波
  • それ以下:大気乱流
GPS気象学

GPSで代表される精密衛星測位を用いた大気観測に関する研究を10年ほど前に始めました。測位電波が大気中で遅延、屈折する現象を活用します。

  • 遅延:水蒸気(可降水量)の測定、電離層および水蒸気トモグラフィ
  • 屈折:GPS掩蔽。詳しくはプロジェクトを参照して下さい。

さらに詳しい情報は、津田研究室のサイトで詳しくご紹介しています。詳しい研究内容や、開発・利用している観測装置については、研究室のサイトをご覧ください。

国際共同研究

研究対象が地球規模なので海外研究者との協力関係は重要です。

インドネシア
1986年に初めて訪れて以来、平均すれば約3ヶ月に1回訪問しています。レーダーの運用、気球観測に加えサマースクールも開講しています。かたことのインドネシア語が話せます。
米国
長期滞在では、1987年冬の厳寒期にアラスカ大で3ヶ月過ごし、その後、ロッキー山脈の Boulder にある NOAA で約1年留学(遊学?)しました。
オーストラリア
日本とは赤道をはさんでちょうど反対側。観測キャンペーンや共同研究を続けていて、交換訪問等の人材交流も盛んです。
南米
1977年にJicamarcaレーダー観測のためにペルーに出かけたのが初めての海外出張でした。最近では、ブラジルが2007年に打ち上げる科学衛星に参画していて、この数年は年1回 Sao Paulo まで片道約35時間かけて出張しています。

最近の興味

年輪気候学
インドネシアで集めた熱帯樹(チークなど)の年輪(成長輪)を数えて、気候変動(エルニーニョ)との関係に頭をひねっています。
- TSUDA Toshitaka - Research Institute for Sustainable Humanosphere