Research Institute for Sustainable Humanosphere

共同研究

2008(平成20) 年度 生存圏科学 萌芽研究 3

研究課題

2008(平成20)年度萌芽ミッションプロジェクト 3
樹木の遺伝的多様性が節足動物群集と生態系機能に果たす役割の解明

研究組織

 代表者 大串隆之 (生態学研究センター)
 共同研究者 矢崎一史 (生存圏研究所)
原田英美子 (生存圏研究所)
加賀田秀樹 (生態学研究センター)
内海俊介 (生態学研究センター)

研究概要

生物が駆動する生態系プロセスは、主に生産系、消費系、分解系の 3 つに区分される。近年、物質生産の基盤である植物の遺伝子型が、それぞれの生態系プロセスや、消費者や分解者の群集構造に重要な影響を及ぼしていることが明らかになりつつある。一方、生産、消費、分解の各生態系プロセスは互いに密接な関係をもっており、植物の遺伝子型の効果は、生産-消費-分解のプロセスを経て再び生産系にフィードバックすることが予測できる。このことは多くの研究者が提唱していることであるが、実際に植物の遺伝子型に依存した生態系プロセスのフィードバック機構を実験的に検証した例はほとんどない。しかし、植物の遺伝的多様性が生物群集および生態系に果たす役割の解明は、植物の遺伝的多様性の自然生態系における保全の意義を理解するために不可欠である。

本研究では、植物を利用する節足動物の群集構造や生態系プロセスのフィードバック機構に対して、植物の遺伝子型の違いがどのような影響をおよぼしているのかについて、京都大学生態学研究センターの実験圃場に導入したジャヤナギ(Salix eriocarpa)を材料として検証する。

大串隆之 2008

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2008年7月15日作成

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