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生存圏フォーラム 第25回連載コラム

YouTubeには情報が詰まっていて、見飽きることがありませんね。最近、興味深く見守っている一連のビデオがありますので、ご紹介します。「Xerox Alto」をご存知でしょうか。Xerox社がアメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルト市に持っていた研究所で生まれた、マウスとビットマップディスプレイを備えた「市販に耐える」ほぼ初めのコンピュータです(写真のような外観)。限定的な販売が行われたようですが、それより、アップル社のMac(その前のLISA)のヒントになったことで有名です。このレストアの様子がビデオレポートされています。2016年6月ごろから始まって、いまPart 12まで進んできました。YouTubeで“Xerox Alto Restoration”で検索するか、下記のURLから見つけられます。ベイエリアの元技術者のおじさん・おじいさんがいっぱい出てきます。(参考URL https://www.youtube.com/user/mverdiell/videos)
マウスとディスプレイを使った「見て触って使う」コンピュータの初めとしては、1968年12月9日にDouglas Engelbart博士が行った“The mother of all demos”が有名です。現代のコンピュータのエッセンスが詰まった「すごい」ものなので、ご紹介しておきます。
Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/The_Mother_of_All_Demos
Doug’s 1968 Demo http://www.dougengelbart.org/firsts/dougs-1968-demo.html
Youtube版
https://www.youtube.com/watch?v=VScVgXM7lQQ&list=PLCGFadV4FqU2yAqCzKaxnKKXgnJBUrKTE
(生存圏フォーラム会員 京都大学教授 山本 衛)