信楽MUレーダー中間圏標準観測データ(dpl, pwr, wdt, pn)

データの概要:

    滋賀県の信楽MU観測所(北緯:34.86度、東経:136.11度、高度:385 m)にある
  MUレーダーの中間圏標準観測で得られた、ドップラー速度、エコーパワー、
 スペクトル幅、ノイズレベルのデータである。スクリーニング処理後のデータを
 公開している。

データの種類とファイル名: 

   CSV:       (YYYYMMdd).tar.gz --> "(YYYYMMdd).(変数名).csv"ファイルを含む。
   netCDF:    (YYYYMMdd).nc
   png(画像): (YYYYMMdd)_(変数名).png 

  の3種類を用意している。ここで変数名は
 
  dpl(1-5): 視線ドップラー速度 [m/s]
    pwr(1-5): エコーパワー [dB]
    wdt(1-5): スペクトル幅 [m/s]
    pn(1-5): ノイズレベル [dB]
    
  で、(1-5)はビーム番号を表す。各ビームの角度は次の通り

    ビーム 1 (az, ze) = (0, 0)
     ビーム 2 (az, ze) = (0, 10)
     ビーム 3 (az, ze) = (90, 10)
     ビーム 4 (az, ze) = (180, 10)
     ビーム 5 (az, ze) = (270, 10)
 
  詳細はメタデータ(CSV, netCDF, PNG)も参照のこと。


データ形式 (CSV):

  1行目: 海抜高度 (km)。
  2行目以降: 時刻, 各高度に対するデータとコンディションコード(後述)。
       欠損値はもたない。


コンディションコード:

    スクリーニングコンディションコード(0または1)x10 
  + オリジナルコンディションコード(0-4) 

  で表される2桁以下の数値である。

  スクリーニングコンディションコード(上位一桁)は以下の4条件を全て満たす
  場合に0(なし)、満たさない場合に1としている。
  
     ・オリジナルコンディションコード値が4未満
     ・ドップラーシフトの大きさが64未満
     ・積分されたパワースペクトルのディテクタビリティが280未満
     ・S/N比が0.2以上

  オリジナルコンディションコード(下位一桁,0-3)は、実データとガウス・
  ニュートン最小自乗法から求めたフィッテングデータとの差の大きさを表す。
  0は差が小さく、値が高くなるほど大きい。このデータでは3以下を採用している。
 
  なお、画像データ((YYYYMMdd)_(variable)_scr.png)は、このコンディション
  コードが4未満のデータのみを用いて作成した。


最新データについて:

  初期解析バージョンが、2012年12月XX日にリリースされた。

修正履歴:

  03DEC2012  :  メタデータをアップロードした。
  03DEC2012  :  数値データ(初期解析バージョン)を公開。
                      画像(png)データをアップデート。