その他マイクロ波測定装置・マイクロ波大電力発生装置他
METLAB共同利用・共同研究は様々なマイクロ波研究のためのマイクロ波送受電設備、測定装置や大電力発生装置を備えています。この表にない測定装置は研究所までお問い合わせください。
・高度マイクロ波無線電力伝送用フェーズドアレー・受電レクテナシステム (2009年度導入設備)
※本装置の利用は事前にご相談ください。
本装置は、ビームフォーミング実験、目標追尾アルゴリズム実験、制御系部分を利用したアンテナ開発、アンテナ部分を利用したマイクロ波回路開発、レクテナ実験、無線電力伝送実験等が可能な実験設備です。
- 高度マイクロ波無線電力伝送用フェーズドアレーシステム
- 5.8GHzCWN0N
- 様々な実験に対応するアンテナ/回路部分離可能構造+ 1枚リジット構造
- 256素子
- 1増幅器/移相器に1アンテナの完全アレー構造
- 1.5kW級大出力
- GaN FETを用いたF級増幅式
- マイクロ波最終段増幅器出力7W以上
- マイクロ波最終段増幅器効率 70%以上
- 送電部総合効率 40%以上
- 5ビットMMIC移相器
- 汎用構造 (厚さ30cm以下)
- 高度マイクロ波無線電力伝送用レクテナシステム
- 5.8GHzCWN0N
- 256素子
- >50% @ 1mW (LPFなし)
- 高調波抑制用Frequency Selective Surface (FSS)
- 負荷制御装置
・SPORTS2.45 宇宙太陽発電所発送受電システム (Solar POwer Radio Transmission System for 2.45 GHz) (2000年度導入設備)
※本装置の利用は事前にご相談ください。
SPORTS2.45はSPSに必要な発電・送電・受電をすべて地上で模擬する実験システムで高効率・位相制御可能な2.45GHz位相制御マグネトロンアレーとレトロディレクティブ方式目標自動追尾システム、レクテナアレー等から構成されています。
・SPORTS5.8 5.8ギガ宇宙太陽発電無線電力伝送システム (Solar POwer Radio Transmission System for 5.8 GHz ) (2001年度導入設備)
※本装置の利用は事前にご相談ください。
SPS実証衛星実験に必要な送電・受電・構造技術を模擬するシステムで、世界唯一の5.8GHz位相制御マグネトロンアレー、スペクトル拡散符号化されたパイロット信号を用いたレトロディレクティブ方式目標自動追尾システム、レクテナれーから構成されます。Option1, Option2を用いて更なる応用研究も可能となっています。Option1は1次放射器を3素子アレイとし、さらに3パラボラをアレイ化した世界初のパラボラアレイ・マイクロ波送電システムとDDS/PLL (Direct Digital Synthesizer / Phase Locked Loop)発信器から構成されるシステムです。Option1はREV法 (素子電界ベクトル回転法)を用いたビーム制御・校正も可能です。Option2はサーキュレータレス位相制御マグネトロンと電力分配移相器から構成されるシステムです。
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その他
直流電源、同軸系、導波管系のダミーロード、アッテネータ、アイソレータ、サーキュレータ、ミキサ、移相器 等等。
マイクロ波コンポーネンツは主に2.45GHz帯、5.8GHz帯です。詳細はお問い合わせ下さい。