研究概要

English_RISH_LIH

われわれの研究室の研究テーマは、木質資源を長く利用していこうという“耐久性”向上の研究と、バイオマスを炭化処理して新しい機能をもった“カーボン素材”を開発しようという研究に大別されます。

耐久性についての研究では、国際的も注目されているシロアリに関連した研究課題がまずあげられ、生理・生態的特徴に基づくシロアリの総合防除法の開発や木質資源とシロアリのかかわりのフイールド調査を行っています。一方、シロアリ以外にもヒラタキキクイムシをも飼育して、乾材害虫の生態学とその防除の研究を進めています。 また、木材や木造住宅の耐久性向上については、環境との調和をはかりながら信頼性の高い性能を付与するため、新規の低毒性木材保存薬剤の開発、複合化処理などによる木材の高耐久化技術の開発、効率的な木材の保存処理法の開発、等が取り組まれてきました。さらに、劣化現象の早期検出を目的とした、木材および木質構造体の劣化診断法と合理的なメンテナンス法の開発、ウェザリングを対象とした木材の耐候性の解析と向上技術の開発、文化財の耐久性について取り組んでいる木質系文化財の劣化調査と保存対策、などの研究があげられます。

さらに、木質資源の循環システムの構築を目指して、木材劣化微生物を利用した環境修復システムの開発や保存処理廃材の環境保全型リユース・リサイクルシステムの開発の研究を展開しています。

一方、木質バイオマスを熱変換した「木炭」の研究からスタートした課題には、熱変換による先端的高機能木質系炭素材料の開発やウッドカーボンのナノ構造解析、等に取り組んでいます。

その他、木質複合材料の難燃性/防火性能の向上という木材と火にかかわる研究や、宇宙空間における木材の利用という新しい分野の課題にも挑戦しています。

 

English summery: The fundamental and innovative investigations on natural and urban/housing ecosystem are conducted with emphasis on the symbiotic relations with forest and wood resources to establish the society with resource recycle system in the future humanosphere. To deliver the harmony between nature and human activities, our lab focuses on the human habituation, which is represented by bio-based and sustainable materials and human habitability. We aim to unify state-of-the-art technologies in engineering, agriculture and biology though fundamental/applied researches.

 

  • 生理・生態的特徴に基づくシロアリの総合防除法の開発
  • 木質資源とシロアリのかかわりのフイールド調査
  • 乾材害虫の生態学とその防除
  • 新規の低毒性木材保存薬剤の開発
  • 複合化処理などによる木材の高耐久化技術の開発
  • 効率的な木材の保存処理法の開発
  • 木材および木質構造体の劣化診断法と合理的なメンテナンス法の開発
  • 木材の耐候性の解析と向上技術の開発
  • 木質系文化財の劣化調査と保存対策
  • 木材劣化微生物を利用した環境修復システムの開発
  • 保存処理廃材の環境保全型リユース・リサイクルシステムの開発
  • 熱変換による先端的高機能木質系炭素材料の開発
  • ウッドカーボンのナノ構造解析
  • 木質複合材料の難燃性/防火性能の向上
  • 宇宙空間における木材の利用
  • 昆虫病理学・微生物防除学