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クロスアポイントメント制度で新研究室

平成29年7月にクロスアポイントメント制度(研究者等が大学、公的研究機関、企業の中で、二つ以上の機関に雇用されつつ、一定のエフォート管理の下で、それぞれの機関における役割に応じて研究・開発及び教育に従事することを可能にする制度)により、京都大学生存圏研究所に新しい分野、「繊維機能融合化分野」が設置されました。繊維の化学処理による風合い改善や快適繊維の開発経験を原点に、セルロース系材料を含む天然素材から石油由来のものまで様々な繊維・高分子材料の機能加工を研究します。

生存圏シンポジウムで抱負を語る

平成29年10月28日ポートメッセなごやにて、『木材から衣へ~歴史と今と未来と~』と題して、木材から紙をつくる技術を応用し、光りかがやく「ビスコースレーヨン」が人工の絹として120年前に開発された経緯や、我々の服飾に欠かせない材料でありながら、その後多くの研究者によって改良され、衣類以外の様々な場面で活用されていることについて、その変遷と最新の加工技術について、理系女子としての経験談を交えて紹介しました。

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