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第248回生存圏シンポジウム
生存圏ミッションシンポジウム

日時・場所

日時: 2014(平成26)年3月10日 (月) 10:00–19:15, 11日 (火) 10:30–11:50
場所: 京都大学宇治キャンパス総合研究実験棟遠隔会議室HW401(生存圏ミッションシンポジウム), 京都大学生存圏研究所木質ホール3階(ポスター発表・交流会)
主催者: 京都大学生存圏研究所
申請代表者: 矢野浩之・大村善治 (京都大学生存圏研究所)

関連ミッション

関連分野

生存圏科学全般。

目的と具体的な内容

京都大学生存圏研究所は、2005(平成17)年度から大学附置全国共同利用研究所として本格的活動を開始し、2010(平成22)年度からは「生存圏科学の共同利用・共同研究拠点」として活動している。生存圏の正しい理解と問題解決のために、環境計測・地球再生、太陽エネルギー変換・利用、宇宙環境・利用、循環型資源・材料開発をミッションとし、設立当初から、(1)大型設備・施設共用、(2)データベース利用および(3)共同プロジェクト推進の三位一体の活動を目指してきた。その中で、所内の「開放型研究推進部」ならびに「生存圏学際萌芽研究センター」が共同利用と共同研究を分担しつつ、相互に刺激しあって生存圏科学を推進している。本シンポジウムは、この様な生存圏学際萌芽研究センター、開放型研究推進部、さらには生存圏研究所の 2013(平成25)年度のミッション活動について報告し議論することを目的として開催した。生存圏研究所運営委員会とリンクして開催することにより、生存研の共同利用・共同研究活動を評価し、今後の活動指針を議論する基礎情報を与えた。シンポジウムの具体的内容は、ミッション専攻研究員の成果報告、開放型研究推進部共同利用専門委員会の活動紹介、生存圏フラッグシップ共同研究の成果報告、ミッション活動の紹介、生存圏科学萌芽研究および生存圏ミッション研究の成果報告(ポスター発表)である。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

シンポジウムを通じて、共同研究者や一般参加者に開放型研究推進部ならびに生存圏学際萌芽研究センターが推進する共同利用および共同研究の最新成果を広く公開することにより、生存圏科学の関連コミュニティーの拡大と社会還元に貢献した。

プログラム

3月10日 (月)

10:00–10:10所長挨拶
津田敏隆 (京都大学生存圏研究所・所長)
 
生存圏学際萌芽研究センターミッション専攻研究員成果報告
10:10–10:30大気微量成分観測に基づく対流圈成層圏大気輸送過程の評価
稲飯洋一 (ミッション専攻研究員)
10:30–10:50「糖化されやすい」セルロースの化学構造特性と酵素との相互作用に関する研究
堀川祥生 (ミッション専攻研究員)
10:50–11:10新規有用木質を産生する大型イネ科植物の作出に向けた基盤研究
山村正臣 (ミッション専攻研究員)
11:10–11:30木材の抽出成分による健康影響に関する評価研究
松原恵理 (現: (独)森林総合研究所)
 
11:30–12:50休憩
 
開放型研究推進部共同利用専門委員会活動報告
MUレーダー/赤道大気レーダー (EAR)
12:50–12:55活動報告
山本衛 (委員長・京都大学生存圏研究所)
12:55–13:10Small scale turbulence observed simultaneously by the MU radar, radiosondes, and Rayleigh lidar
Hubert LUCE (South Toulon-Var University), 橋口浩之 (京都大学生存圏研究所)
 
先端電波科学計算機実験装置 (A-KDK)
13:10–13:15活動報告
大村善治 (委員長・京都大学生存圏研究所)
13:15–13:30科学衛星近傍のプラズマ電磁擾乱に関する大規模粒子シミュレーション研究
三宅洋平 (神戸大学大学院システム情報学研究科)
 
マイクロ波エネルギー伝送実験装置 (METLAB)
13:30–13:35活動報告
三谷友彦 (委員長代理・京都大学生存圏研究所)
13:35–13:50無線通信や無線電力伝送技術を支える小型アンテナの開発
松永真由美 (愛媛大学大学院理工学研究科)
 
木質材料実験棟
13:50–13:55活動報告
五十田博 (委員長・京都大学生存圏研究所)
13:55–14:10実験住宅床下における種々の粒子物理バリアのシロアリ貫通阻止性能評価
簗瀬佳之 (京都大学大学院農学研究科)
 
14:10–14:25休憩
 
居住圏劣化生物飼育棟 (DOL)/生活・森林圏シミュレーションフィールド (LSF)
14:25–14:30活動報告
吉村剛 (委員長・京都大学生存圏研究所)
14:30–14:45温帯の土壌生態系におけるシロアリの役割
吉村剛 (京都大学生存圏研究所), Brian Forschler (The University of Georgia)
 
持続可能生存圏開拓診断 (DASH)/森林バイオマス評価分析システム (FBAS)
14:45–14:50活動報告
矢崎一史 (委員長・京都大学生存圏研究所)
14:50–15:05植物芳香族香気成分の成分分析と生理活性評価
肥塚崇男 (山口大学農学部)
 
先進素材開発解析システム (ADAM)
15:05–15:10活動報告
渡辺隆司 (委員長・京都大学生存圏研究所)
15:10–15:25電子顕微鏡でみるセルロースの生合成・生分解
今井友也 (京都大学生存圏研究所)
 
生存圏データベース
15:25–15:30活動報告
塩谷雅人 (委員長・京都大学生存圏研究所)
15:30–15:45年輪年代学研究における材鑑標本の活用とデータベース化に向けた取り組み
大山幹成 (東北大学学術資源研究公開センター植物園)
 
15:45–16:00休憩
 
生存圏学際萌芽研究センター生存圏フラッグシップ共同研究成果報告
16:00–16:15バイオマス・物質変換のためのマイクロ波高度利用共同研究
代理 樫村京一郎 (京都大学生存圏研究所)
16:15–16:30熱帯産業林の持続的生産利用に関する多角総合的共同研究
梅澤俊明 (京都大学生存圏研究所)
16:30–16:45バイオナノマテリアル共同研究
矢野浩之 (京都大学生存圏研究所)
 
16:45–17:15木質ホール3階へ移動)
 
17:15–18:15生存圏学際萌芽研究センター共同研究ポスター発表
  • 生存圏科学萌芽研究成果報告
  • 生存圏ミッション研究成果報告
  • ミッション専攻研究員成果報告
題目および発表者一覧は別項に掲載しました。
18:15–19:15交流会 (ポスター発表)
参加受付: 17:00–18:00

3月11日 (火)

生存圏研究所ミッション活動紹介
10:30–10:50ミッション1: 環境計測・地球再生
塩谷雅人 (代表)
10:50–11:10ミッション2: 太陽エネルギー変換・利用
篠原真毅 (代表)
11:10–11:30ミッション3: 宇宙環境・利用
山川宏 (代表)
11:30–11:50ミッション4: 循環型資源・材料開発
矢野浩之 (代表)


ポスター発表 (3月10日) 題目および発表者一覧

生存圏科学萌芽研究成果報告

  1. 木化は樹木を支えるか:樹木細胞壁モデルの力学特性
    阿部賢太郎 (京都大学生存圏研究所)
  2. 樹木の木部の構造改質による材料開発
    —力学的性質の異なる樹木から力学的性能の均一な材料へ—
    石倉由紀子 (北海道立総合研究機構森林研究本部)
  3. 熱帯泥炭湿地の炭素循環解明のための溶存有機物の構造解析の活用
    伊藤雅之 (京都大学東南アジア研究所)
  4. 高強度キチンナノファイバー多孔体を用いた骨再生用足場材料の開発
    伊福伸介 (鳥取大学工学研究科)
  5. シロイヌナズナとエンドファイトの共培養液中に存在する植物根系発達因子の構造決定
    小川拓水 (大阪府立大学生命環境科学研究科)
  6. VLF帯ホイスラモード波を対象としたサーチコイル磁力計の電流検出型CMOSプリアンプ開発
    尾崎光紀 (金沢大学理工研究域)
  7. 揮発性フェニルプロパノイド生体防御物質の生理活性評価と生産系の構築
    肥塚崇男 (現: 山口大学農学部)
  8. 赤道大気レーダーとGPS受信機群を用いたVHFレーダーによるプラズマバブル検出の衛星航法補強システムに対する効果の検証
    齋藤享 (電子航法研究所)
  9. 複合セルロースナノファイバーネットワークを基材とした創エネルギー材料の開発
    榊原圭太 (京都大学化学研究所)
  10. 低廉大気光カメラの開発 〜超高層大気波動のイメージングネットワークの飛躍的拡充をめざして〜
    鈴木臣 (名古屋大学太陽地球環境研究所)
  11. イソフラボンダイナミクスの解明と環境親和性が高く持続的な植物有用物質生産系への応用
    高橋征司 (東北大学工学研究科)
  12. マイクロバブルを用いた酸化物ナノ粒子の合成
    徳田陽明 (京都大学化学研究所)
  13. 局地的極端気象予測を目指したスケーラブルな数値予報クラウド・アプリケーション
    古本淳一 (京都大学生存圏研究所)
  14. 宇宙圏における高エネルギープロトン粒子生成機構ならびに低軌道衛星用次世代推進装置に関する超並列プラズマ粒子シミュレーション研究
    三宅洋平 (神戸大学システム情報学研究科)
  15. ハエ目による病気媒介根絶を目指した昆虫知覚システムの解明に向けての基礎的研究
    柳川綾 (京都大学生存圏研究所)
  16. ウィンドプロファイラーレーダー用ソフトウェア受信機の高機能化
    山本真之 (京都大学生存圏研究所)

生存圏ミッション研究成果報告

  1. 酸性度が大きく異なる土壌に生育するスギ・ヒノキの養分状態と酸性ストレス状態の解明
    伊藤嘉昭 (京都大学化学研究所)
  2. 1926年から44年間にわたる太陽活動CaIIK画像データベースの整備と太陽活動長期変動の研究
    上野悟 (京都大学理学研究科)
  3. 熱帯バイオマス植物の持続的生産と利用の応用展開
    梅澤俊明 (京都大学生存圏研究所)
  4. 宇宙圏電磁環境計測用高度プラズマ波動・電波観測システムの開発
    笠羽康正 (東北大学理学研究科)
  5. スギ木口スリット材の吸放湿機能の向上に関する技術開発
    川井秀一 (京都大学総合生存学館)
  6. 木質空間の意匠の質の違いがヒトの心身に与える作用の解明
    木村彰孝 (長崎大学教育学部)
  7. 複数のリモートセンシング機器を用いた大気汚染物質の動態把握に関する研究
    久世宏明 (千葉大学環境リモートセンシング研究センター)
  8. 小型電磁波センサーノードによるセンサーネットワークの開発
    小嶋浩嗣 (京都大学生存圏研究所)
  9. 原子力施設における物質移流拡散予測のためのウィンドプロファイラーによる大気安定層観測
    児玉安正 (弘前大学理工学研究科)
  10. 多偏波合成開口レーダの偏波散乱解析による熱帯早生樹の森林バイオマス推定
    小林祥子 (立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部)
  11. 精密衛星測位を用いた日本列島における水蒸気場の長期変動解析
    小司禎教 (気象研究所気象衛星・観測システム研究部)
  12. SCOSTEP国際共同研究プロジェクト:CAWSESの推進
    津田敏隆 (京都大学生存圏研究所)
  13. 局地循環に伴う小スケール大気乱流の生成機構解明
    中城智之 (福井工業大学電気電子情報工学科)
  14. 福島県下の農用地における放射性物質の分布調査とダイズの放射性セシウムの移行状況の研究
    二瓶直登 (東京大学農学生命科学研究科)
  15. ウィンドプロファイラ観測に基づく航空安全運航のための乱気流検出・予測技術の開発
    橋口浩之 (京都大学生存圏研究所)
  16. ATTREXと連携した熱帯対流圏界層脱水過程の研究
    長谷部文雄 (北海道大学地球環境科学研究院)
  17. 木質系DLC被膜による低軌道宇宙環境耐性の向上
    畑俊充 (京都大学生存圏研究所)
  18. 化石資源代替材料創製に向けた木質バイオマスの急速熱分解条件の最適化
    本間千晶 (北海道立総合研究機構森林研究本部)
  19. 海岸林に生育する菌根菌の耐塩性機構の解明
    松田陽介 (三重大学生物資源学研究科)
  20. 生体高分子ナノファイバーの食品機能の解明
    松村康生 (京都大学農学研究科)
  21. 首都圏の雷雨を伴う対流性降水システムに関する統合観測研究
    松本淳 (首都大学東京都市環境科学研究科)
  22. スペースデブリの観測・除去に関する研究
    山川宏 (京都大学生存圏研究所)
  23. 熱帯アカシア人工林におけるシロアリおよび木材腐朽菌類の多様性評価
    吉村剛 (京都大学生存圏研究所)
  24. バイオマス高度利用のための新規リグニン・糖間結合分解酵素に関する国際共同研究
    渡辺隆司 (京都大学生存圏研究所)

ミッション専攻研究員成果報告

  1. 大気微量成分観測に基づく対流圈成層圏大気輸送過程の評価
    稲飯洋一 (京都大学生存圏研究所)
  2. 「糖化されやすい」セルロースの化学構造特性と酵素との相互作用に関する研究
    堀川祥生 (京都大学生存圏研究所)
  3. 新規有用木質を産生する大型イネ科植物の作出に向けた基盤研究
    山村正臣 (京都大学生存圏研究所)
  4. 木材の抽出成分による健康影響に関する評価研究
    松原恵理 (現: 森林総合研究所)
  5. 地球周辺の宇宙環境の積極的改善に向けた工学研究
    中宮賢樹 (現: Technische Universität Darmstadt)

Symposium-0248ポスター PDF ファイル (698 119 バイト)
ポスター制作: 今井友也 (京都大学生存圏研究所)