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第230回生存圏シンポジウム
DASH/FBAS全国共同利用成果報告会 —第4回—

日時・場所

日時: 2013(平成25)年7月18日 (木) 10時00分~16時00分
場所: 京都大学生存圏研究所 遠隔講義室(S143)
主催者: 京都大学 生存圏研究所・生態学研究センター
申請代表者: 矢崎一史 (京都大学生存圏研究所森林圏遺伝子統御分野)

関連ミッション

関連分野

植物生命科学、化学生態学、農芸化学、細胞分子生物学、天然物有機化学。

目的と具体的な内容

生存圏研究所と生態学研究センターが中心になって運用している全国共同利用 DASH/FBAS の成果報告会。

2012(平成24)年度も前年に引き続きDASH/FBASのすべてを稼働して全国共同利用の運営に当たった。2012(平成24)年度の共同利用採択課題数は、分析機器利用のみの課題とあわせて 16 件の利用を受け入れた。この全国共同利用から生まれた各研究課題の成果について発表し、議論を行った。

なお、経産省や農水省の国家プロジェクトとして推進されている課題も複数含まれており、知財に絡んだ課題や産業界との共同研究もあることから、関係者以外非公開として行った。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

全国共同利用 DASH/FBAS の成果報告会として、ミッション1の「環境計測・地球再生」のコミュニティー、特に植物を中心とした生物系のコミュニティーにおける研究の発展や問題点、あるいは将来的な展望に対して幅広い議論ができた。植物に関するテーマが中心のものは、生育に時間のかかる生きた実験材料を使っている特徴があるため、ある程度長期的なスパンが必要なものもあった。

今回の報告会は、所内、所外、学外の DASH/FBAS 利用者間での直接情報交換という意味でも大きな意義のあった研究集会であった。

なお全国共同利用の理念に鑑み、利用実績に関する謝辞について再度利用者にお願いをすると共に、正式名称を含めた文例を印刷物として配布した。

プログラム

10:00–10:10開会の挨拶
 
10:10–10:25イネリグニン合成パスウェイの改変
10:25–10:40組換え酵素の反応解析
10:40–10:55揮発性物質が媒介する生物間情報ネットワークの解明
 
10:55–11:00
 
11:00–11:15組換えポプラを用いた木部細胞壁におけるマトリックス糖鎖の機能解析
11:15–11:30プレニル化酵素遺伝子の機能解明と生合成工学の研究
11:30–11:45植物プランクトンが産生する細胞外マトリクス多糖の解析
11:45–12:00酢酸菌におけるセルロース生合成機構の解明
 
12:00–13:00昼食・休憩
 
13:00–13:15形質転換による早生樹の材質改良法の開発
13:15–13:30生活習慣病予防米の機能性評価
13:30–13:45組換えダイズによる機能性ペプチド生産技術の開発
13:45–14:00遺伝子組換え交雑ヤマナラシの栽培と分析
14:00–14:15ラジカル反応を統御する担子菌代謝物の構造解析
 
14:15–14:30
 
14:30–14:45生分解性プラスチックの微生物分解産物の解析
14:45–15:00生態機能性植物フェニルプロパノイドの生合成研究
15:00–15:15根圏での植物と微生物の相互作用に関する根分泌物の研究
15:15–15:30マツノザイセンチュウが感染したクロマツにおける揮発性成分の定量
 
15:30閉会の挨拶

Symposium-0230ポスター PDF ファイル (306 004 バイト)