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第212回生存圏シンポジウム
STE現象解析ワークショップ 「第2回極端宇宙天気研究会」

日時・場所

日時: 2012(平成24)年10月1日 (月) 13:30–17:00 ~ 10月2日 (火) 9:30–17:00
場所: 東京工業大学大岡山キャンパス百年記念館3階フェライト会議室
主催者: 片岡龍峰 (東京工業大学・特任助教)
申請代表者: 片岡龍峰 (東京工業大学・特任助教)
所内担当者: 海老原祐輔 (京都大学生存圏研究所生存科学計算機実験分野)

関連ミッション

関連分野

太陽物理学、宇宙空間物理学。

目的と具体的な内容

人工衛星による宇宙空間の直接観測が始まってから半世紀あまり、多くの先駆的研究によって太陽地球系の姿が明らかになり、典型的と考えられる事象については深く理解されつつあります。一方で、キャリントンフレアのように数百年に一度おこるような極端な事象が報告され、マウンダー極小期のように長期にわたり太陽地球系が極端な状態にあったことを示唆するデータもある中で、頻度の低さとデータ取得の難しさが相まって、これらの極端な事象についての理解は比較的進んでいません。しかし、1989 年の巨大磁気嵐群や、2009 年の極小期を含む長年のデータの蓄積と、シミュレーション技術の発展により、過去の極端事象を理解し、人類が観測したことの無い極端な太陽地球系を予測する手掛かりは揃いつつあります。本研究会では、太陽活動や気候変動などに関する数十年~数百年スケールの変動から、磁気嵐、サブストーム、オーロラ、中層大気変動などに関する数分~数日スケールの変動など、様々な時間スケールでおこる極端事象の報告、極端条件を組み込んだシミュレーション研究の報告、極端事象研究に対する展望など、極端事象に関する講演を広く募集します。なぜ極端事象がおこるのか、我々が現在獲得している枠組みの線形的延長としてこれらの極端事象を考えてよいのか、物理的要因によって決まる上限や下限があるのか、人類活動への影響はどれほどか、などの問いかけを通し、極端事象と太陽地球系物理の理解を深めることが本研究会の主目的です。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

これまで見過ごされることの多かった希少な極端事象に焦点を当て、平均像とは異なる新しい太陽・地球系物理像を確立することが期待される。なぜ極端事象がおこるのか、我々が現在獲得している枠組みの線形的延長としてこれらの極端事象を考えてよいのか、物理的要因によって決まる上限・下限があるのか、人類活動への影響はあるのか、などの問いかけを通し、極端事象と太陽地球系物理の理解を深め、いくつか重要な共同研究の芽となることが期待される。

プログラム

2012年10月1日 (月) 13:30–17:00

セッション1: 座長・片岡





2012年10月2日 (火) 9:30–17:00

セッション2: 座長・海老原





セッション3: 座長・片岡