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第101回生存圏シンポジウム
「大気・宇宙の短時間現象検出に関する研究会」

日時・場所

日時: 2008(平成20)年9月1日 (月) 13:55–19:00,9月2日 (火)9:00–12:00
場所: 京都大学生存圏研究所 信楽MU観測所
主催者: 寺澤敏夫 (東京工業大学)・佐川宏行 (東京大学)・中村卓司 (京都大学生存圏研究所)
申請代表者: 寺澤敏夫 (東京工業大学理工学研究科)
所内担当者: 中村卓司 (京都大学生存圏研究所大気圏精測診断分野)

目的・内容

大気圏・宇宙圏で極めて短時間しかおこらない諸現象を最新のリモートセンシング技術で観測研究し、新しい知見を得るための発見的研究に関する議論・情報交換を行なった。

近年の観測記録装置の高速化、大容量化とコンピュータの高速化により、一昔前には不可能であったような、発生頻度が低くかつ極めて短時間の物理現象の観測が可能となっている。本研究会はそのような新しいリモートセンシングを開拓する天文、宇宙、地球物理、工学など幅広い分野の研究者が集まって情報交換するオープンフォーラムとして開催した。

関連ミッション

関連分野

超高層物理学、大気電気物理学、レーダー工学、電波天文学、宇宙線物理学。

プログラム

9月1日(月)

13:55開会の挨拶
座長: 江尻省 (京大)、西嶋恭司 (東海大)
14:00–14:10MUレーダーについて
中村卓司 (京大)
14:10–14:30流星のレーダー観測の概要 (飛跡,ヘッドエコー)
中村卓司 (京大)
14:30–14:50MU レーダーによるヘッドエコー観測
西村耕司 (NIPR)
14:50–15:10宇宙線シャワーエコーのレーダー観測経過
寺澤敏夫 (東工大)
15:10–15:30TA での観測
佐川宏行 (東大)
15:30–15:50MU レーダーによる銀河電波のマッピング
前田耕一郎 (兵庫医療大)
 
16:00–17:30MU レーダー見学 (観測室、アンテナ、周辺装置)
 
座長: 山本常夏 (甲南大)
17:30–18:00GNU デジタル受信機について
山本衛 (京大)
18:00–18:30広帯域干渉計による雷嵐観測
河崎善一郎 (阪大)
18:30–19:00ディスカッション
 
19:00 から夕食・懇親会

9月2日(火)

座長: 日比野欣也 (神奈川大・工)
9:00–  9:30雷放電・スプライトの物理と観測事例の紹介
平木康隆 (名大)
9:30–  9:50学生実習用流星多地点観測法の現状
吉田英人 (東大)
9:50–10:10流星多地点観測法のアルゴリズム
宮本英明 (東大)
 
座長: 堀田直己 (宇都宮大学・教育)
10:20–10:40JEM-EUSO ミッションと雷観測
戎崎俊一 (理研)
10:40–11:10SKA の現状紹介
大田泉 (近畿大)
11:10–11:30高萩アンテナの紹介
吉田龍生 (茨城)
11:30–12:00ディスカッション
12:00closing