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第93回生存圏シンポジウム
自然地理的条件と持続可能な開発 —ブラマプトラ流域を対象として

日時・場所

日時: 2008(平成20)年1月21日 (月) 13:30~22日 (火) 12:00
場所: 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階
主催者: 香川大学教育学部 寺尾徹
申請代表者: 寺尾徹 (香川大学教育学部)
所内担当者: 塩谷雅人 (京都大学生存圏研究所大気圏環境情報分野)

目的・内容

莫大な人口を擁する発展途上地域における、持続可能な発展戦略を探った。そのために、ブラマプトラ川流域をひとつの対象領域としつつ、モンスーン気候・地域水循環・地域植生・保健衛生・農林水産業生態系・農村社会の現状とその動態の先端研究を交流した。

メソスケール・総観規模スケールの気象学的研究、広域的な降水量変動に関する基礎的な研究、気候変動と稲作の関係、サイクロン「シドル」被害調査、災害や環境と疾病の関係、環境変動と地域の持続可能な生活の関係、農村の植生と生活の変化などの話題で研究発表を行った。

関連ミッション

関連分野

気象学、農学、水文学、水理学、防災科学、疫学、生態学、生物学。

プログラム

第 1 著者が発表者でない場合には、発表者の前に * を付して示しました。

1月21日

13:30開会挨拶
13:35
  • バングラデシュにおけるシビアローカルストーム発生日の総観場の特徴について
    山根悠介 (京都大)
  • バングラデシュにおけるプレモンスーン期の降水現象
    木口雅司 (東京大)・山根悠介 (京都大)・江口菜穂 (環境研)・村田文絵 (高知大)・寺尾徹 (香川大)・林泰一 (京都大)・沖大幹 (東京大)
  • バングラデシュ及びその流域におけるモンスーン季降水の特徴
    村田文絵 (高知大)・寺尾徹 (香川大)・林泰一 (京都大)・ S. Karmakar (BMD)
14:50
  • ブラマプトラ流域の降雨と稲作
    松本淳 (首都大学東京)・浅田晴久 (京都大)・*福島あずさ (首都大学東京)
  • バングラデシュ農村部の母子の健康
    大久保麻矢 (目白大)
  • バングラデシュ氾濫原農村における屋敷地の植生の変化
    —タンガイル県ドッキンチャムリア村の事例から—
    吉野馨子 (京都大)
  • バングラデシュ東北部における高分解能降水量推定手法と水文モデル
    寺尾徹 (香川大)・ M. N. Islam (SMRC) ・ S. M. Shah-Newaz (IWM) ・村田文絵 (高知大)・林泰一 (京都大)
16:25
  • 2007 年 11 月のサイクロン “Sidr” によるバングラデシュの災害について(速報)
    林泰一 (京都大)・村田文絵(高知大)・ Md. N. Islam (SMRC)
  • バングラデシュにおけるサイクロン「シドル」後の疾病調査
    橋爪真弘 (長崎大)・松尾信昭 (神戸夙川学院大)・西原徹 (東京農工大)・ Manirul Islam (ICDDR, B)
  • 空から見たブラマプトラ流域
    加藤丈朗 (朝日新聞社)
  • 島は動いた!~温暖化で注目される自然災害大国・バングラデシュ取材記
    中山由美 (朝日新聞社)
18:15懇親会 (20:00まで)

1月22日

9:10
  • 2007 年夏季アジアモンスーン域の水蒸気変動
    江口菜穂 (環境研)・木口雅司 (東京大)・村田文絵 (高知大)・山根悠介 (京都大)・津島俊介 (京都大)・寺尾徹 (香川大)・林泰一 (京都大)
  • ヒマラヤ周辺の降水量の定量評価
    谷田貝亜紀代 (地球研)
  • ヒマラヤ山脈における土地開発過程
    宮本真二 (滋賀県立琵琶湖博物館)・安藤和雄 (京都大)
10:20
  • アッサムの地域開発におけるフィールドミュージアムの可能性と問題点
    大西信弘 (京都学園大)
  • 農村開発における環境適応型技術と技術の定着
    内田晴夫 (近畿中国四国農業研究センター)・安藤和雄 (京都大)
  • 開発と健康:「地球研・熱帯アジアの環境変化と感染症」プロジェクトから
    門司和彦 (地球研)・橋爪真弘 (長崎大)
  • ブラマプトラ上流氾濫原の作付体系の近年の変容
    —アッサム州カムループ県ムクタプール村での事例調査研究—
    安藤和雄 (京都大)・ニッタノンダ デカ (ゴウハティ大学)
閉会挨拶 (塩谷雅人・京都大生存研)

Symposium-0093ポスター PDF ファイル (10 643 493 バイト)
ポスター制作: 熨斗千華子 (京都大学)