生存圏研究所 循環材料創成分野

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祇園祭船鉾車輪

車輪・木質ホール
木質ホール展示車輪

 

この車輪は祇園祭船鉾に使用されていたものです。船鉾町町衆の拠金により明治25年(1892年)に製作され、平成20年(2008年)まで117年間にわたり使用されてきました。平成21年、車輪の新調に伴って古い車輪を財団法人祇園祭船鉾保存会より寄託を受け、京都大学生存圏研究所(木質ホールエントランスおよび材鑑調査室)において保存・管理すると共に、学術資料として樹種や材質、強度などを調べ、そのデータベースを公開する予定です。なお、木質ホールに展示してある車輪は前輪、材鑑調査室のものは後輪です。轂(こしき)はケヤキ材(Zelkova serrata)、大羽・小羽・輻(や)はアカガシ材(Quercus acuta)を用いて製作されています。

 

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