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2004(平成16) 年度 生存圏科学 萌芽研究 4

更新日: 2017/09/22

研究課題

2004(平成16)年度萌芽ミッションプロジェクト 4
宇宙太陽発電のための自己放熱性木質系炭素基板材料の開発
—ウッドカーボンスパッタリング装置の試作—

研究組織

 代表者 畑俊充 (居住圏環境共生分野)
 共同研究者 光 (エス・エス・アロイ(株))
橋本弘藏 (生存圏電波応用分野)
今村祐嗣 (居住圏環境共生分野)

研究概要

宇宙太陽発電において、発電部は太陽光にさらされることで、加熱され高温となる。このような発電部の過度の加熱は発電効率を低下させる要因の一つであるため、軽量かつ高耐熱・高強度放冷材料の開発が望まれる。そこで、本研究では、通常は欠点とされる木質材料の異方性を利用するという逆転の発想を取り入れ、熱的異方性をもった自己放熱性木質炭素基板材料の開発を目的とした。材料の熱的異方性を利用することで、材料表面に沿った熱の移動を高効率に行う宇宙太陽発電用木質系炭素材料の開発を目指す。本年度はウッドカーボンスパッタリング装置の試作に重点をおいた。本装置を用いてターゲット材料やスパッタリング条件の選択によって木質炭素の微細構造を制御することにより、自己放熱性木質炭素基板材料の設計を効率的に行うことができるだろう。

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