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2019(平成31) 年度 生存圏科学 ミッション研究 11

更新日: 2019/08/05

研究課題

C/Lバンドマイクロ波衛星データによる下層植生密度の推定

研究組織

 代表者 小林祥子(玉川大学農学部)
 共同研究者 大村善治(京都大学生存圏研究所)
藤田素子(京都大学東南アジア研究所)
川井秀一(京都大学生存圏研究所)
Bambang Supriadi(R&D, Musi Hutan Persada, Indonesia)
関連ミッション
  • ミッション1 環境診断・循環機能制御
  • ミッション3 宇宙生存環境

研究概要

研究対象地であるインドネシアのユーカリ産業植林地では下草管理が不可欠で、林齢0~24ヶ月を中心に6年間に7回、全ての林班において草刈りや除草剤散布を実施している。広大な植林地における事前調査や施業監査には、多大な労力を要するため、衛星リモートセンシングによる下草の面的な把握が求められている。

そこで本研究課題では、波長の異なるCバンド(波長5 cm)とLバンド(波長23 cm)マイクロ波衛星を用いて、幼樹段階におけるユーカリ植林地の下層植生密度の推定を行うことを目的とする。リモートセンシングを用いた研究は、大きな地域を対象とした研究が非常に多いが、本研究のように林班スケールを対象とした地上観測データと衛星データの融合的研究には大きな特色がある。

また本研究グループは、同一植林地で継続的に研究を進めてきた強みを基に、植林地の長期モニタリングを目指している。効率的な管理のみならず持続的な森林管理も視野に入れ、鳥類調査のグループと連携し、マイクロ波衛星データによる生物多様性評価に関わる研究も並行して進める。

小林祥子: 2019(令和元)年度生存圏ミッション研究 図インドネシア産業林地内での現場調査(2019年3月実施)の様子

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2019年8月5日作成

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