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2009(平成21) 年度 生存圏科学 ミッション研究 9

更新日: 2017/09/18

研究課題

衛星リモートセンシングを用いた水質環境のモニタリングのための大気補正方法の開発

研究組織

 代表者 下舞豊志 (島根大学・総合理工学部)
 共同研究者 古本淳一 (京都大学・生存圏研究所)
古津年章 (島根大学・総合理工学部)
関連ミッション
  • ミッション 1 (環境計測・地球再生)

研究概要

汽水域である宍道湖・中海の水質環境のモニタリングのために、衛星リモートセンシングを用いる基礎研究が島根大学において行われている。

現時点では近赤外バンドおよび赤バンドを用いて、水質の基本的指標とされる濁度の推定が可能となりつつある。引き続き生物環境に大きな影響をもたらすクロロフィル-a の推定に取り組んでいるが、十分な推定精度を得るにはいたっていない。その原因として、大気中のエアロゾルなどによる反射の補正方法の問題が指摘されている。

現在は、近傍の清浄な海域の反射率を用いて補正を行う暗画素法を用いているが、この方法では大気中のエアロゾルが十分に補正されていない可能性がある。

この問題点を克服するために、大気モデルを用いた大気補正法を確立したい。具体的には、6S コード と呼ばれる大気モデルを宍道湖・中海に適用し、衛星観測データから大気補正を行った推定値および現場観測データを比較することにより、大気補正に最適なパラメーターを実験的に求め、このモデルを用いた大気補正方法を確立することが本研究の目的である。

下舞豊志 2009-09

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2009年9月15日作成

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