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2011(平成23) 年度 生存圏科学 萌芽研究 3

更新日: 2017/09/23

研究課題

木質材料粉末を利用したメソポーラスカーボンの生成と、その水素吸蔵性能の評価研究について

研究組織

 代表者 上田義勝 (京都大学生存圏研究所)
 共同研究者 古屋仲秀樹 (京都大学物質-細胞統合システム拠点)
井藤幹夫 (大阪大学工学研究科)

研究概要

国内外における木質材料粉末は販売されている物もあるが、廃棄されている材も多く、その有効利用についての議論が活発に行われている。本研究では、準密閉容器内でその木質粉末を急速加熱して液化・再凝固させることで、従来のカーボン材料とは異なる新規な多孔質カーボンを精密に合成する研究を行う。この多孔質カーボンは穴径が一定で表面積も広く、昨年度の生存圏研究所部局活性化経費(若手研究者の競争力強化に関する取組)による助成で行った先行研究において、その穴(4 nm)において水素が特殊な状態で捕獲されている事が確認されている。本研究では、将来の萌芽的研究として、材料や生成方法の違いによる水素吸蔵性能をより詳細に調査するとともに、材料を加工してパラジウム担持させる等の処理を行う事で、その水素吸蔵性能がどこまで上がるかについて評価・研究を行う。

上田義勝: 2011(平成23)年度 生存圏科学萌芽研究

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2011年8月3日作成

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