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2013(平成25) 年度 生存圏科学 ミッション研究 10

更新日: 2017/09/19

研究課題

多偏波合成開口レーダの偏波散乱解析による熱帯早生樹の森林バイオマス推定

研究組織

 代表者 小林祥子 (立命館アジア太平洋大学)
 共同研究者 大村善治 (京都大学生存圏研究所)
川井秀一 (京都大学総合生存学館(思修館))
Ragil Widyorini (University of Gadjah Mada, Indonesia)
Bambang Supriadi (Musi Hutan Persada, Indonesia)
関連ミッション
  • ミッション 1 (環境計測・地球再生)
  • ミッション 3 (宇宙環境・利用)

研究概要

本研究は、インドネシアの大規模なアカシア産業植林地を対象に、マイクロ波合成開口レーダにより取得される偏波情報を利用した森林バイオマス推定手法の開発を目指している。年中雲に覆われる熱帯域では、天候に影響されず観測可能なマイクロ波衛星データの利用が不可欠である。

ALOS/PALSAR マイクロ波合成開口レーダデータに、電力分解手法を適用し偏波散乱情報を抽出、散乱電力成分の詳細な経年解析を進める。森林構造の変化から生じる散乱特性の変化を理解し、その散乱メカニズムをベースとした熱帯産業植林地の森林バイオマス推定の高精度化を目指す。さらに、マイクロ波衛星データより推定する立木材積と木材生産量との比較により手法の有効性の検討を行う。

マイクロ波衛星を用いた森林バイオマスの推定手法の開発により、熱帯林破壊が行われてきたアジア地域に拡大する産業植林地の持続的利用への議論に繋げていきたい。

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2013年7月31日作成

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