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第288回生存圏シンポジウム
DASH/FBAS全国共同利用成果報告会 —第6回—(非公開)

更新日: 2017/08/01

開催日時 2015(平成27)年6月24日(水)13:00–18:10
主催者 京都大学 生存圏研究所・生態学研究センター
申請代表者 矢崎一史(京都大学生存圏研究所森林圏遺伝子統御分野)
関連ミッション ミッション 1 (環境計測・地球再生)
関連分野 植物生命科学、化学生態学、農芸化学、細胞分子生物学、天然物有機化学

目的と具体的な内容

生存圏研究所と生態学研究センターが中心になって運用している全国共同利用DASH/FBASの成果報告会。

2014(平成26)年度も前年に引き続きDASH/FBASのすべてを稼働して全国共同利用の運営に当たった。2014(平成26)年度の共同利用採択課題数は、分析機器利用のみの課題とあわせて18件の利用を受け入れた。この全国共同利用から生まれた各研究課題の成果について発表し、議論を行った。

本シンポジウムは、論文未発表の研究データに加え、国家プロジェクトとして推進中の課題も複数含まれており、知財に絡んだ課題や産業界との共同研究もあることから、関係者以外非公開として行った。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

全国共同利用DASH/FBASの成果報告会として、ミッション1の「環境計測・地球再生」のコミュニティー、特に植物を中心とした生物系のコミュニティーにおける研究の発展や問題点、あるいは将来的な展望に対して幅広い議論ができた。植物に関するテーマが中心のものは、生育に時間のかかる生きた実験材料を使っている特徴があるため、ある程度長期的なスパンが必要なものもあった。

今回の報告会は、所内、所外、学外のDASH/FBAS利用者間での直接情報交換という意味でも大きな意義のあった研究集会であった。

なお全国共同利用の理念に鑑み、利用実績に関する謝辞について利用者にお願いをすると共に、正式名称を含めた文例を印刷物として配布した。

プログラム

13:00–13:10 開会の挨拶
13:10–13:25 植物種子の特性を利用した物質生産技術の基盤研究
13:25–13:40 根圏での植物と微生物の相互作用に関する根分泌物の研究
13:40–13:55 プレニル化酵素遺伝子の機能解明と生合成工学の研究
13:55–14:10 イネリグニン合成パスウェイの改変
14:10–14:15 休憩
14:15–14:30 二次壁多糖類の生合成、輸送、修飾とゴルジ体の空間的・時間的挙動の解明
14:30–14:45 組換えポプラを用いた木部細胞壁におけるマトリックス糖鎖の機能解析
14:45–15:00 揮発性物質が媒介する生物間情報ネットワークの解明
15:00–15:15 遺伝子組換え交雑ヤマナラシの栽培と分析
15:15–15:30 微細気泡水が植物生育に与える影響の検証
15:30–15:45 休憩
15:45–16:00 根から放出される揮発性物質を介した生物間相互作用
16:00–16:15 植物の匂い受容体としての配糖体化酵素の同定
16:15–16:30 植物芳香族香気成分の生成機構に関する研究
16:30–16:45 酢酸菌におけるセルロース生合成機構の解明
16:45–17:00 植物プランクトンが産生する細胞外マトリクス多糖の解析
17:00–17:05 休憩
17:05–17:05 木質バイオマスの生分解機構の解析
17:20–17:35 グリア細胞における植物フラボノイドのプレニル体の検出
17:35–17:50 リグナン生合成酵素遺伝子の探索
17:50–18:05 植物リグニンの生理作用の解明
18:05 閉会の挨拶

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2015年8月20日作成

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