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第175回生存圏シンポジウム
生存圏ミッションシンポジウム

更新日: 2015/12/04

開催日時 2011/06/15(水曜日) - 2011/06/16(木曜日)
開催場所 京都大学生存圏研究所木質ホール3階、宇治おうばくプラザハイブリッドスペース
主催者 京都大学生存圏研究所
申請代表者 渡辺隆司、大村善治、塩谷雅人 (京都大学生存圏研究所)
関連ミッション ミッション 1 (環境計測・地球再生)
ミッション 2 (太陽エネルギー変換・利用)
ミッション 3 (宇宙環境・利用)
ミッション 4 (循環型資源・材料開発)
関連分野 生存圏科学全般。

目的と具体的な内容

京都大学生存圏研究所は、2005(平成17)年度から大学附置全国共同利用研究所として本格的活動を開始し、2010(平成22)年度からは「生存圏科学の共同利用・共同研究拠点」として活動している。生存圏の正しい理解と問題解決のために、環境計測・地球再生、太陽エネルギー変換・利用、宇宙環境・利用、循環型資源・材料開発をミッションとし、設立当初から、(1) 大型設備・施設共用、(2) データベース利用および (3) 共同プロジェクト推進の三位一体の活動を目指してきた。その中で、所内の「開放型研究推進部」ならびに「生存圏学際萌芽研究センター」が共同利用と共同研究を分担しつつ、相互に刺激しあって生存圏科学を推進している。本シンポジウムは、この様な生存圏学際萌芽研究センター、開放型研究推進部、さらには生存圏研究所ミッション推進委員会の 2010(平成22)年度の活動について報告し議論することを目的として開催した。生存圏研究所運営委員会とリンクして開催することにより、生存研の共同利用・共同研究活動を評価し、今後の活動指針を議論する基礎情報を与えた。シンポジウムの具体的内容は、ミッション活動の紹介、ミッション専攻研究員の成果報告、生存圏科学萌芽研究の成果報告、生存圏ミッション研究の成果報告、開放型研究推進部共同利用専門委員会の活動紹介、生存圏研究所の活動概況紹介、開放型研究推進部の活動概況紹介、生存圏学際萌芽研究センターの活動概況紹介、学内外連携教育研究活動の概要紹介、総合討論である。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

シンポジウムを通じて、共同研究者や一般参加者に開放型研究推進部ならびに生存圏学際萌芽研究センターが推進する共同利用および共同研究の最新成果を広く公開することにより、生存圏科学の関連コミュニティーの拡大と社会還元に貢献した。

特記事項

2010(平成22)年度採択の研究集会であるが、東北関東大震災の影響により日程を延期して開催を行った。

 

プログラム

6月15日 (水) 京都大学生存圏研究所木質ホール3階

13:00–13:10
津田敏隆 京都大学生存圏研究所 所長
   生存圏研究所ミッション活動紹介
   ミッション1: 環境計測・地球再生
13:10–13:22 木材腐朽担子菌のシュウ酸輸送タンパク質
服部武文 京都大学生存圏研究所
13:22–13:34 超高感度レーザー分光法を用いた大気圏-森林圏ガス交換フラックスの長期観測
高橋けんし 京都大学生存圏研究所
   ミッション2: 太陽エネルギー変換・利用
13:34–13:46 直パルス通電加熱による急速熱分解法
俊充 京都大学生存圏研究所
13:46–13:58 シロアリのフンを利用した水素ガスの効率的生産
剛 京都大学生存圏研究所
   ミッション3: 宇宙環境・利用
13:58–14:10 超小型プラズマ波動観測装置
小嶋浩嗣 京都大学生存圏研究所
14:10–14:22 地球内部磁気圏における電磁イオンサイクロトロントリガード放射
小路真史 京都大学生存圏研究所
   ミッション4: 循環型資源・材料開発
14:22–14:34 クエン酸を用いた新しい接着技術の開発
梅村研二 京都大学生存圏研究所
14:34–14:46 生活圏を支える木質構造物における生物劣化の評価のための一考察
拓郎 京都大学生存圏研究所
14:46–15:00
   平成22年度ミッション専攻研究員研究紹介
15:00–15:15 植物揮発性化合物を利用した環境変動予測と環境ストレス耐性植物の開発
肥塚崇男
15:15–15:30 Improvement of Wood Characteristics of Tropical Acacia by Molecular Breeding
Md. Mahabubur Rahman
15:30–15:45 磁気圏放射線帯でのトリガード放射生成に関する計算機シミュレーション
15:45–16:00 Influence of Varietal Properties of Incrusted Pit Membranes on Improving Liquid Uptake of Wood (壁孔壁充填様式の変動が木材浸透性の改善に与える影響)
16:00–16:15 ラグスクリューボルトの傾斜埋め込み接合法の開発
16:15–16:25
   生存圏科学の新領域開拓共同研究紹介
16:25–16:30 概要紹介
渡辺隆司 京都大学生存圏研究所
16:30–16:45 木酢液・竹酢液の成分分析と抗ウイルス活性評価
西村裕志
   生存圏フラッグシップ共同研究紹介
16:45–17:00 熱帯産業林の持続的生産利用に関する多角総合的共同研究
梅澤俊明 京都大学生存圏研究所
17:00–17:15 バイオナノマテリアル共同研究
矢野浩之 京都大学生存圏研究所
17:15–17:30 バイオマス・物質変換のためのマイクロ波高度利用共同研究
篠原真毅 京都大学生存圏研究所
17:50–19:20 生存圏学際萌芽研究センター 共同研究ポスター発表
(宇治おうばくプラザ ハイブリッドスペース)

  • 生存圏科学萌芽研究: 16件
  • 生存圏ミッション研究: 20件
  • ミッション専攻研究員: 6件
  • 交流会

 

6月16日 (木) 京都大学生存圏研究所木質ホール3階

   開放型研究推進部共同利用専門委員会活動紹介
9:30–  9:35 MUレーダー 活動報告
衛 (京都大学生存圏研究所)
9:35–  9:55 対流圏の3次元超多チャンネルイメージング
西村耕司 (情報システム研究機構・新領域融合研究センター)
9:55–10:00 先端電波科学計算機実験装置 (A-KDK) 活動報告
大村善治 (京都大学生存圏研究所)
10:00–10:05 マイクロ波エネルギー伝送実験装置 (METLAB/SPSLAB) 活動報告
篠原真毅 (京都大学生存圏研究所)
10:05–10:25 排熱機能付アンテナの熱特性評価
小澤雄一郎 ((株)IHIエアロスペース)
10:25–10:30 赤道大気レーダー (EAR) 活動報告
橋口浩之 (京都大学生存圏研究所)
10:30–10:35 木質材料実験棟 活動報告
拓郎 (京都大学生存圏研究所)
10:35–10:55 木口挿入型接合具を用いた木材接合法の設計法の検討
圭 (大分大学工学部)
10:55–11:00 居住圏劣化生物飼育棟 (DOL)/生活・森林圏シミュレーションフィールド (LSF) 活動報告
角田邦夫 (京都大学生存圏研究所)
11:00–11:05 持続可能生存圏開拓診断 (DASH)/森林バイオマス評価分析システム (FBAS) 活動報告
矢崎一史 (京都大学生存圏研究所)
11:05–11:25 組換えダイズによる機能性ペプチド生産技術の開発
丸山伸之 (京都大学大学院農学研究科)
11:25–11:30 生存圏データベース 活動報告
塩谷雅人 (京都大学生存圏研究所)
11:30–11:50 関西・北陸地域における木質文化財の樹種識別調査
田鶴寿弥子 (京都大学生存圏研究所)
11:50–12:00 先進素材開発解析システム 活動予定紹介
渡辺隆司 (京都大学生存圏研究所)

 

Symposium-0175   ポスター PDF ファイル (567 709 バイト)
ポスター制作: 今井友也 (京都大学生存圏研究所)

 

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