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第11回京都大学生存圏研究所公開講演会

更新日: 2017/07/25

開催日時 2014/10/26(日曜日) 13:30–16:00
開催場所 京都大学宇治おうばくプラザ きはだホール

定員: 300名
参加料: 無料

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k2014_poster jpg ポスター PDF ファイル
(1 198 769 バイト)

 

プログラム

13:30–13:40 あいさつ

 

13:40–14:15 「電磁波がつくる大気環境、電磁波でさぐる地球環境」

津田敏隆

私たちが生きている大気圏は太陽エネルギーで維持されています。太陽が放射する電磁波(電波と光)の影響を受け、地球大気は様々な時間・空間スケールの変動を示します。一方、電磁波を使うと大気状態を測ることができます。この講演では太陽と地球の関係を考えるとともに、地上および人工衛星から大気環境をリモートセンシングする最新の計測法を紹介します。

Tsuda 2014

 

14:15–14:50 「新材料と伝統技術で安全安心な木材の建物をつくる」

五十田博

木材を使った建物というと、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?身近に2階建ての住宅が多くあります。大きな建物は、鉄やコンクリートで建てられるので、それよりも弱そうだと思われるかもしれません。木材を使った建物にも社寺建築のような大きな建物、写真のような高層建物もあります。これらの木造建物を支えている伝統技術や新材料、そして、安全性について概説します。

Isoda 2014

 

14:50–15:25 「微生物の力でダイズを育てよう」

杉山暁史

植物の根の周りには様々な微生物がいます。その中には、植物の生長を助けてくれる微生物もいます。本講演では、私たちの食卓に欠かせな いダイズの栽培に重要なパートナーとなっている微生物、「根粒菌」の働きを紹介します。地球規模で食糧不足がますます深刻化すると予想されて いますが、持続可能な食糧生産に向けて、生存圏を支える微生物の能力やその可能性を考えてみましょう。

Sugiyama 2014

 

15:25–16:00 「害虫の目から見る生存圏」

柳川綾

私たちは人間の生活に害を及ぼす虫を害虫、利益をもたらす虫を益虫と呼んだりしますが、害虫も益虫も生態系の中ではなんら違いはありません。生存圏に虫として存在しているだけです。人間生活と昆虫、それから微生物まで含めて、人類の持続的な快適生活に必要なものは何か、シロアリをモデルにした害虫管理を通して、虫の視点から考えていきます。

Yanagawa 2014

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