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第242回生存圏シンポジウム
大規模木造建築の設計・施工の実際
これまでの実例から考える今後の課題

更新日: 2015/08/31

開催日時 2014/01/10(金曜日) 12:30–17:50
開催場所 京都大学宇治おうばくプラザ きはだホール
主催者 伸木会 (担当: 中部大学 石山央樹)
申請代表者 石山央樹 (中部大学工学部)
所内担当者 森拓郎 (京都大学生存圏研究所生活圏構造機能分野)
関連ミッション ミッション 4 (循環型資源・材料開発)
関連分野 建築学、木質材料学。

場所: 京都大学宇治おうばくプラザ きはだホール

目的と具体的な内容

近年の木質構造技術の進歩には目覚ましいものがある。設計法も高度になり、これまでの住宅レベルから、大規模木造、ハイブリッド木造、大家木造、伝統建築等、様々な規模・用途の構造物を想定した技術が必要不可欠となってきている。設計者は新たな課題にぶつかるたびに実験で性能を確認したり、解析で安全性を確認しているが、研究者が行う研究・開発・実験等と、実務設計者が行う解析・設計等とでは、乖離があるように思われる。

建築物の合理的・経済的設計のためには、構造要素や接合部のモデル化等、設計必要情報の整備や高度化が望まれるが、現在、それが実現されているとは言い難い。

そこで本研究集会では、木質構造の第一線の研究者・実務設計者による講演を通して、設計上必要な情報・最先端の研究情報の共有を行い、より設計者と研究者が歩み寄り、木質構造の更なる発展を目指すことを目的とした。

具体的には、東京大学の腰原教授に大規模木造建築の展望を、京都大学の五十田教授に大規模木造建築の構造に関する情報を、桜設計集団の安井氏に大規模木造建築の防耐火に関する情報を、竹中工務店の福本氏に大規模木造建築の実例として大阪木材仲買会館の設計に関する情報を講演していただくとともに、講演者と聴講者とのディスカッションの場を設けることにより、研究者、実務者との情報共有を図った。

生存圏科学の発展や関連コミュニティの形成への貢献

小規模から大規模まで、また、多用途の建築物の木造化の実現により、木質資源の効率的な利用が実現できると考える。本シンポジウムの主なる目的である大規模木造は、現在木質材料や木質構造の分野において特に注目されている課題であり、本課題への検討は、木質材料の効率的な生産・加工・利用を通して低環境負荷を実現し、生存圏研究のミッション 4 「循環型資源・材料開発」を推進するものである。加えて、森林の健全化への後押しになると考え、地球再生へつながると考える。

プログラム

12:30–13:00 開場・受付
13:00–13:10 主旨説明
13:10–14:00 大規模木造の展望
腰原幹雄 (東京大学)
14:00–14:50 大規模木造の構造
五十田博 (京都大学)
14:50–15:00 休憩
15:00–15:50 大規模木造の防火
昇 (桜設計集団)
15:50–16:40 新たな都市型木造建築の実現
福本晃治 (竹中工務店)
16:40–16:50 休憩
16:50–17:50 ディスカッション

 

Symposium-0242   ポスター PDF ファイル (446 545 バイト)

 

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