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第33回生存圏シンポジウム
—木・土・竹 自然素材を活用した木造軸組住宅の提案とその利用—

更新日: 2015/12/02

開催日時 2006/03/29(水曜日) 13:00–18:10
開催場所 京都大学生存圏研究所 木質ホール3階
所内担当者 小松幸平 (京都大学生存圏研究所生活圏構造機能分野)
関連ミッション ミッション 4 (循環型資源・材料開発)
関連分野 電波利用科学、生存圏科学、建築工学、林産工学、木材保存学、木材物理学、木材工学、森林利用学。

目的・内容

生存圏科学を創生し、発展させて行く取組みの一つとして、森林資源を軸とした理想的資源循環系の枠組の中に、生活圏の根本をなす木質居住空間をいかに実現していくかという点をテーマに据えたシンポジウムを開催する。本シンポジウムでは、過去 4 年間に渡って継続してきた所内プロジェクト「自然素材を活用した木造軸組住宅の提案」の総決算として、第 I 部では、我々が主張してきたエコ住宅がどのように実際に建設されていくのかを概説するとともに、建設中の実際の住宅構造を見学した。

第 II 部では、エコ住宅の材料供給元でもある徳島県の木頭林業地域で林業と伝統木造の住宅造りを続けている TS ウッドハウス協同組合のメンバーに林業と自然素材を使った住宅について講演していただいたほか、広島市立大の吉田彰顕教授からは UHF 帯 TV 電波を利用してどろぼうの発見や一人暮らしの老人が無事かどうかの検出など「安全、安心」にかかわる研究の最前線を紹介していただいた。最後の第 III 部では、平成 17 年度に実施した幾つかの技術検討課題の成果を担当者もしくは共同研究者が発表した。最後に、これまでのプロジェクト研究を総括した。

プログラム

   進行係: 梅村研二 (RISH)
13:00–13:10 開会の挨拶
川井秀一 (RISH 所長)
  第I部 建設計画の状況と建設現場視察
13:10–13:30 自然素材活用型木造軸組住宅のコンセプトと意義
小松幸平 (RISH)
13:30–14:40 建設計画の概要と進捗状況視察
森拓郎 (RISH)
  第II部 招待講演
14:40–15:20 森・木材・木造住宅を語る
和田善行 (TS ウッドハウス協同組合)
15:20–16:00 TV 電波で人の動きを探る: これからのエコ住宅における電波科学の応用例
吉田彰顕 (広島市立大教授)
  第III部 技術発表
16:00–16:30 調湿能の新しい測定法とそれを用いた木材等の調湿能評価
師岡敏郎 (RISH)
16:30–16:50 スギ厚物合板をスギ圧縮木ダボで固定した木製床システムの水平せん断性能
ヤクニ・アイドリス (RISH 外国人共同研究者, スリビジャヤ大学, インドネシア)
(代理口頭発表: 小松)
16:50–17:20 自然素材活用型木造住宅における防腐・防蟻対策
吉村剛 (RISH)
  総括 
17:20–18:00 エコ住宅プロジェクトの講評
有馬孝礼 (宮崎県木材利用技術センター長)、神谷文夫 (森林総研領域長)
18:00–18:10 閉会の辞
今村祐嗣 (RISH 萌芽研究センター長)

 

Symposium-0033 ポスター PDF ファイル (3 287 981 バイト)
ポスター制作: 熨斗千華子 (京都大学)

 

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